#4
伊豆ツーリング。
朝の6時半には三郷SAに集合、そこそこ意識高い。
この日は3連休の中日、行きの首都高は事故渋滞やらSA渋滞でとても混雑。
普段首都高を運転しない人にとっては混んでる首都高もなかなか怖いものです。
やっぱり慣れかな。
差し込む朝日がものすごく綺麗。
東名の大渋滞を何とか乗り越えた5台はお昼前に小田原漁港に到着しました。
ブラミニは何かと立体駐車場で盛れた写真が撮れる。
この日は薄着でも大丈夫なくらい暖かい日。
その辺をふらふらと散歩した後、お昼ごはんを食べに。
「漁師めし食堂」
まぐろの海鮮丼をいただきました。
食後に少し写真を撮る。
ビーチラインを通って熱海方面を目指します。
茨城にも海岸沿いの道路はあるけれど、伊豆半島の海沿いの道路はより海に近いところにあって、運転していてとても心地が良い。
段々と熱海に近づくにつれ、大きなホテルや建物が目立つようになり、いよいよリゾート感が出てきました。
そしてようやく熱海到着。
なんと、すでに桜が咲いている。3月の中旬。
例によってその辺を散歩し、行き当たりばったり。
たまたま見つけた喫茶店に入る。1900年代中頃から営業している老舗だそうだ。
エスプレッソ。
ブラミニは何かとコーヒーを好みます。
座っていたテラス席からは駐車場に停めている自分たちのMINIが見える。好きな車を目の前にしながら愉しむコーヒー、自然と話もはずむ。
すっかりと息抜きも済んだ5人。
美しい夜景を横目に、1日目の目的地「沼津」を目指します。
ご到着。案の定立体駐車場が盛れる。
夜は沼津の美味しい海鮮、いや焼肉。
写真を撮っていなかったので読者のご想像におまかせ。
さて2日目。
帰省に向けたドライブがメインだったので写真が激減していることを了承いただきたい。
とはいえ、静岡といえばここ、というところをそれなりには観光したつもりなので写真を貼り付けておく。
三国峠から眺める富士山の景色がなんとも絶景。
揺れに揺れる吊り橋も渡りました。
ここでもグルメを忘れないのがブラミニ。
しかしグルメの写真を忘れる。なんてこった。
小腹も満たしたところで、いよいよ茨城へと帰ります。
御殿場ICから東名高速道路で帰りたいところ。近くにあの「さわやか」があるので寄っていこうとしたけど、例によって満席。IC付近の電光掲示板には「東名大渋滞」の文字が。これは参った。
機転を利かせて、道志みち経由で帰ります。が、この頃からやっしー号の左フロントから異音が出てくるようになりました。さらにATの異常。2速から3速に切り替わるタイミングで急にギアが抜けたように吹け上がり、高回転数の状態から変速。案の定強いショックを感じます。何かを踏んだ時のよう。
とりあえず山道は抜けてくれ…と願いを込めながら道志みちを走る。程よいワインディングが眠気を誘います。だめだ、寝ちゃだめだ。
休憩地点のセブンイレブンに着く直前。
一時停止後の発進が妙にもたつくことに気づきます。
ATが変速されていない。
速度が0km/hになっても5速の状態が保持されていたようです。これではスムーズに発進できるわけがない。やっと走り出したと思えば未だに5速。それはCVTのような乗り心地。ついに壊れたか… とりあえずセブンイレブンまではこのまま走ることに。
なんとかセブンイレブンに到着。エンジンの再始動でひとまず現象は改善。不安を抱えたまま圏央道へ。
AT異常の恐怖は去ったものの、未だに左フロントからの異音は消えていません。それどころか、その異音は次第に大きくなるばかり。外観上はどこも異変がないのに。
5台はいよいよ圏央道を通り埼玉県へと突入します。
その時。
道路の継ぎ目を踏んだ直後のこと。
真っ直ぐ走っているはずなのに、ハンドルが10°ほど左を向いていました。すぐさま無線で連絡を取り、最寄りのPAへ。
どうやらツーリングはここまでのよう。
残りの4台には先に帰ってもらう。
初のレッカーでした。エムズさんありがとう。
ここから、初代やっしー号とのドライブのカウントダウンが始まります。AT異常が顕著に出てくる前に(そこそこカスタムしていたので総走行距離の割に売れるとのこともあり)オークションに出品することに。
寂しいけれど、これもまた運命でしょう。
残り少ない愛車生活を存分に楽しんでやろう。
ほろ苦さの残った3月のこと。
#3
(PENTAX K-50 / Lightroom / 千葉フォルニア)
この車を買ったのが2015年の2月14日。
どういうわけか、毎年2月に千葉へ行く。
(PENTAX K-50 / Lightroom / 千葉フォルニア)
MINIが欲しくてMINIを買ったわけではなかったけれど、乗り続けるうちにこの車の持つ良さが分かるようになってきて、気づいたら2年。
今度はローバーミニに乗りたいと思うようになってきている。増車か乗り換え。
見てよし触ってよし、人々に影響を与え、所有欲もそこそこに満たしてくれるような、素晴らしい車。
絵になるこの車を色々なところへ連れて行って、その場所の風景と共に写真にすることが何より楽しいわけです。
(PENTAX K-50 / Lightroom / 灯籠坂大師)
灯籠坂大師は隠れた撮影スポット。
昔の人が岩壁を一生懸命に切り通して造ったそうだ。
深夜ともなれば、すぐ横を通る国道の音が響くこともなく、ただただアイドリング中の車の排気音がトンネルに反響する。たまに吹き抜ける風もどこか暖かい。
(PENTAX K-50 / Lightroom / 印旛沼)
印旛沼の朝日。
2月。極寒の車中泊。
案の定、日の出前に目が覚める。
エンジンを暖機させたあとコンビニに立ち寄り、コーラとコッペパンを買う。
印旛沼の近くで車中泊をしていたから、目的地に着くのにそれほど時間はかからなかった。
沼のそばに車を停め、トランクから三脚を取り出す。向こう側の空はすでに、オレンジと藍色の綺麗なグラデーション。
水際まで歩くと、若い人からシニア層まで、みんなが三脚の上にカメラを取り付けている。有名な撮影スポットのようだ。
それにならって同じようにカメラをセットし、買ってきたコッペパンをかじる。
「茨城から来たんですか?」
突然声をかけられる。車から降りてくるところを見ていたのであろう、40代くらいの優しそうなおじさん。
「昨日千葉をドライブしてたんですけど、どうしてもここの朝焼けが撮りたくて撮りたくて、車中泊して来ました」
そんな話をしていると、沼の向こうから太陽が顔を出した。
(PENTAX K-50 / Lightroom / 印旛沼)
朝焼けを撮るのは今回が初めて。
2月の早朝6時。当然寒い。寝起きにコーラを買ったことをいまさら後悔する。
温かい缶コーヒーでも買っていれば。
来たからにはそんなことは言っていられず、目の前の絶景を写真に収めるべくひたすらシャッターを切る。
あちらこちらから聞こえてくるシャッターの音が、押し寄せる波の音や鳥の鳴き声と混ざってどこか心地よい。
一生懸命に写真を撮っていると、いつの間にか7時を過ぎていたようだ。
太陽はそこそこの高さまで登っている。
撮りためた写真を見返した後、MINIのエンジンをかけ暖機。
そろそろ帰ろう。銭湯でも寄って。
(PENTAX K-50 / Lightroom / 印旛沼)
いつもよりちょっとだけ無理をした先の景色はとても美しい。
#2 越谷レイクタウンMINIミーティング
2017/2/4 越谷レイクタウンMINIミーティング
2017年初めてのBrambleMINIの活動として、越谷レイクタウンにてミーティングを開催。
関東圏のたくさんのMINIオーナーが20台ほど集まってくれました。
たくさんの若いMINIオーナーたちがこうしてどこかに集まって、他愛もない話で盛り上がって、いつの間にか仲良くなって、日が暮れるころ「またね」と言って車を走らせる。
同じ車に乗っている。共通点はたったそれだけなのに、数時間一緒にMINIを眺めるだけで気づいたら仲良くなっている。
最近は、MINIを通して人とのつながりが増えることが多く、とても楽しい気持ちになります。
「ミーティングを開催してもっと人とのつながりを増やそう」って言って、BrambleMINIとして本格的に活動を開始したのが2016年の2月。神栖でミーティングを開催したときは8台程度だった。十分多いけど。
それから1年が経った今回の越谷レイクタウンMINIミーティング、当時の倍以上の20台が集まった。
MINIってすごい。
いや、1日数百キロの道のりを、眠い目をこすりながら一生懸命に運転して集まってくれるみんながすごい。
いや、もしかしたら、みんなとドライブに行く過程で距離感覚がマヒしてしまったのかも。
BrambleMINIは純正のままでも大歓迎。
むしろMINIの良さをそのまま大切にして乗っているひとのほうが多い。
とはいえ、人のMINIを見るとあれこれ刺激を受けて、自分のMINIもあんな風にこんな風にしたいってカスタム欲が表れてきたりする。
初めて会ったときはノーマルの状態だった人も、気づいたらかっこよくカスタムされていたりしてとても面白い。
みんなの自分流チューンが見られるのも、MINIのいいところ。
ミーティングの後はみんなでボウリング。
こういうイベントも、みんなに仲良くなってもらうための企画。
MINIをほったらかして一生懸命玉転がしをするのもなんか面白い。
多くのミーティングは集まって雑談したらそれだけではい解散、ってのがほとんどだけど、BrambleMINIはそのあとのお楽しみイベントまでしっかりと準備しています。
たとえば、不定期で開催する「渡良瀬遊水地MINIミーティング(ワタミオフ)」は、ミーティングの後に佐野アウトレットの立体駐車場で撮影会をしたり、みんなでフードコートに行って食事をしたりする。
カメラを持っている人も多いから、みんな自分のMINIをかっこよく撮ろうと一生懸命。
写真の技術もいつの間にか上がってる。
そのほかにも、筑波山をドライブしたり、海沿いに車を並べたり。
でも結局は車を停めてそこらへんでコーヒーを飲んでいることがほとんど。
好きな車を目の前にしているとき、たったコーヒー1杯でも1時間は話に夢中になっているものです。
今後もたくさんのイベントを企画して、たくさんのMINI友を作っていけたらいいな、と思います。
体が元気なうちに、遊びまわれるうちに。
大切な20代を、MINIを通してみんなに楽しんでもらえるように。
今回はここまで。
#1
(Camera:Zorki-4 / Lens:Jupiter-8 / Film:PRO400H) 旧栃木市役所付近
忘備録というか、普段Twitterにただ近況報告のように写真を投稿していては後で振り返るのが大変面倒ということで、ここにMINIとそれにかかわる人たちとの思い出を記録しておこうと思う。
僕がMINIを買ったのは2015年の2月。
初めてのマイカーだったから、それは真剣に車選びをした。
最初は燃費が良ければなんでもいいや、というタイプの人間だったので、それこそプリウスとかアクアとか、オーナーには失礼だけど「どこにでもある車」で良かった。カーセンサーを仕事の合間に眺めながら人生初のマイカーは何にしようと、かれこれ半年くらいは悩んでいたと思う。
いや、人がたくさん乗る車のほうが便利だな。外車は壊れるらしいからやめておこうかな。そういえば国産車ってみんないかつい目をしているな。ハイブリッドスポーツもいいな。4WDはタイヤ消費早いらしいからやめようかな。内装は少しこだわりたいな。スポーツカーに乗れるのは今のうちかな。同級生はみんな国産スポーツカーを買ったな。ちょっと治安悪そうだな。見た目も良くて走りもしっかりしている車がいいな。あれ、MINIがあるぞ。内装綺麗だな。センターメーターじゃん。燃費もそこそこいいじゃん。色んな車体色があるぞ。カスタムも自分好みにできるらしい。スーパーチャージャーできびきび走るじゃん。見た目の割にやるじゃんこの子。あれ、近所にMINI専門店がある。寄ってみよう。たくさんある。どれにしよう。社長がお気に入りの車をオークションで買ってくるらしい。ちょっと渋い色。走行そこそこ。かっこいい。あれ、いつの間に。俺、判子持ってるじゃん。祝ご成約。
色々悩んで、両親の反対も何とか押し切った僕は、自分好みにカスタムしたMINIのハンドルを握り毎週末のドライブを楽しんでいる。
(Camera:PENTAX K-50 / Lens:35mm F2.4) 波佐間海中公園付近
僕が幼いころ、父がグランツーリスモを買ってくれた。
当時の自分にはあの英語と漢字にあふれたゲーム画面など分かるはずもなく、でもどういうわけかごく普通にゲームを楽しんでいた。
その後、GT2、GT3と続けて購入。いつの間にか知っている車種は増え、将来はスポーツカーに乗りたいなとか、外国車だったらコルベットがいいなとか、色んな想像をしていた。
思えば、父がゲームを与えてくれていなかったら車の好きな大人にはなっていなかっただろうし、車なんてなんでもいいやの人になっていたかもしれない。
純粋にクルマを楽しみ、色々な想像を働かせていた幼少時代。もちろんその頃はMINIの4文字なんてどこにもなかったんだけど。
一番やりこんだGT3、ダイハツのストーリアを購入して挑んだ最初のレース(スーパースピードウェイ)に出てきた一番遅い敵車がローバーミニだったような。
(Camera:PENTAX K-50 / Lens:55-200mm F3.5-5.6) 千人画廊
でも当時は外国車に乗りたいなんて思わなかったな。
スポーツカーが良いけど、家族全員がゆったり乗れるようにって
インプレッサにしようとか考えていた。当時小学1年生。コメントがずいぶんおっさんだ。
そのインプレッサだけど、実は初めてのマイカー購入のとき、最後まで候補に残った車のひとつだったんだよね。
見積もりメールを出した時にはほかの人の商談が成立していたらしく、欲しいと思っていたインプレッサは手に入れられなかったわけで。
ただ、いま思えば、ここでインプレッサを買っていたら。
MINIに乗るという道に進めなかったら。
確かにインプレッサに乗っていたら、それはそれで違う楽しみがあるかもしれないけど、いまこうしてMINIを乗り回していろんな人に出会って毎日が楽しく過ごせていることと比べたら。
(Camera:PENTAX K-50 / Lens:18-50mm F3.5-5.6) 霧降高原
いろいろ書いたけど、つまりはMINIに乗ってよかったなという話。
車を通して多くの人と知り合うことができて、なんでもない話をして笑い転げて、色々なイベントを企画したり参加したり、そうしてまた友達がたくさん増えて増えて。その繰り返し。
生活の一部にMINIを。
すぐ壊れるし、燃費も良くないし、今の車に比べたらいいところなんてあんまりないんだろうけど、それでもこの車の持つ魅力に惹かれていった人たちは長く乗り続けると思う。
これからしばらくはこの車にお世話になることだろう。
それまでに色んなところに行ってたくさんの思い出が作れたら、と思う。